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龍鳳 (空母)[りゅうほう]
龍鳳(りゅうほう/りゆうほう)は〔、日本海軍の航空母艦。公式類別では瑞鳳型航空母艦に属する〔昭和18年9月25日付 海軍内令 第1985号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C12070180900 で閲覧可能。龍鳳だけではなく、千歳、千代田の2艦も含めて、公式類別上は瑞鳳型に属する。同じように神鷹や海鷹は大鷹型に属する。〕。潜水母艦大鯨(たいげい)として竣工し〔#達昭和8年5月p.11『達第五十九號 艦艇製造費ヲ以テ昭和八年度ニ於テ建造ニ着手ノ潜水母艦一隻驅潜艇二隻ニ左ノ通命名セラル 昭和八年五月二十三日 海軍大臣 大角岑生|横須賀海軍工廠ニ於テ建造 潜水母艦 大鯨タイゲイ/浦賀船渠株式會社ニ於テ建造 驅潜艇 第一號驅潜艇/株式會社石川島造船所ニ於テ建造 驅潜艇 第二號驅潜艇』〕、後に航空母艦へ改装された〔。大鯨とは巨大な鯨という意味〔#幕末以降帝国軍艦写真と史実p.142『艦名考:魚類の名に採る。迅鯨と同じく巨大なる鯨の意。』〕。 == 潜水母艦大鯨==
=== 計画 === 1930年(昭和5年)4月22日に調印されたロンドン海軍軍縮条約で、日本は主力艦に続いて補助艦艇の保有を大きく制限された。そのため海軍は、制限がなかった10,000トン以下の潜水母艦や給油船などを、あらかじめ戦時にいつでも航空母艦に改造できるように設計、建造した。こうして、潜水母艦大鯨、高速給油艦剣埼(祥鳳)、高崎(瑞鳳)が建造されることとなった。この3隻は全て横須賀海軍工廠で建造された〔#日本軍艦集2600年版p.60『建造所横須賀海軍工廠-同じ工廠で造られた剣埼、高崎(共に12.000噸-建造中)と共に昭和年代に出来た新しい潜水母艦である。』〕。 後述のように船体構造に溶接を広く採用、日本海軍では小型の敷設艦八重山で建造の経験があったが〔#海軍造船技術概要p.800〕、大型艦では初めての試みであった〔#日本潜水艦物語p.236〕。また主機にはディーゼルエンジンを大型艦艇で初めて採用、航空母艦へ改造した際は煙路の問題と航続距離の伸延に有利となるはずだった〔#海軍造船技術概要p.783〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「龍鳳 (空母)」の詳細全文を読む
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